どうも、寝不足黒子の西野竜平です。
今回、家で眠っているRaspberry Pi 3 b+を何かに使えないかなって事で、MIDIキーボードで動作するシンセサイザーとして使う事にしました。
Realtime modular synthesizer for ALSAをインストールしよう
では早速、左上のラズベリーマークをクリックして、
設定 ⇨ Add / Remove Software を起動します。ここでシンセサイザーを探します。
取り合えず、"Synth"と検索してみましょう。

いっぱい出た。
これでは迷ってしまうので、"Realtime modular synthesizer for ALSA"だけをとりあえず選択してみましょう。
Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) とは、サウンドカードのデバイスドライバを提供するOpen Sound System (OSS)を置き換えるために開発されたLinuxカーネルコンポーネントである。
Wikipedia (ウィキペディア)
"Realtime modular synthesizer for ALSA"のインストールが完了したら、次のコマンドでプログラムを起動します。
pi@raspberypi: ~ $ ams &
シンセサイザーが起動したら、MIDIキーボード(USB MIDIキーボード)を接続しましょう。今回は、AKAI ProfessionalのAPC KEY 25を使ってみようと思います。
繋がっているかどうかをラズパイ内で確認します。
pi@raspberrypi:~ $ aconnect -l
これで、デバイス名が表示されれば接続がされているという事になります。しかし、繋いだだけでは音が出ないので、演奏が出来ません。
では次に音を出す為、"JACK Audio Connection Kit"を以下のコマンドで呼び出します。
pi@raspberrypi: ~ $ qjackctl &
JACK Audio Connection KitもしくはJACKは低レイテンシーで呼び出されたJACK対応アプリケーション同士でのオーディオ、MIDIデータ両方の接続を提供するサウンドサーバデーモンである。
Wikipedia (ウィキペディア)
JACK Audio Connection Kitが起動したら、接続(Connect)を選択します。すると、新規でConnectionsウィンドウが起動します。
まず、"Audio"のタブの"Outputポート"にある演奏したいシンセサイザーの"out_0"、"out_1"と、"Inputポート"にある"system"の"playback_1"、"playback_2"をそれぞれ接続します。
次に、"ALSA"のタブの"Outputポート"にあるMIDIキーボード(USB MIDIキーボード)と、"Inputポート"にある演奏したいシンセサイザーのinputを接続します。
これで音が鳴りました!お疲れ様です!
それでは、音のテストをしてみましょう。まず、"File"にある"Open Demo"でBassを選択してみます。
無事にシンセサイザーが起動しました。それでは演奏してみましょう。
この他にも様々な音色もありますし、自分で組み立てて好みのプリセットを作っていって遊びましょう。
次回は、また別のシンセサイザーを試してみたいと思います。