ドット絵風の3Dモデルの事を「Voxel(ボクセル)」という事を最近知った西野竜平です。
ボクセル(英: voxel)とは、体積の要素であり、3次元空間での正規格子単位の値を表す。「ボクセル」という用語は「体積 (volume)」と「ピクセル (pixel)」を組み合わせたかばん語である。これは、2次元画像データがピクセルで表されることのアナロジーである。ボクセルは、医療や科学データの可視化や解析によく使われる。体積型ディスプレイは解像度をボクセルで表すこともある。例えば、512×512×512ボクセルといった表現である。
ピクセルと同様、ボクセル自体は空間内の座標を持たないが、他のボクセル群との位置関係(すなわち、1つの立体イメージを構成するデータ構造内のそれぞれの位置)で推測できる。
Wikipedia (ウィキペディア)
前回の記事
MagicaVoxelで作った3Dモデルを動かしてみた
という動画を作ったので、今回は、"Magica Voxel"で制作した3Dモデルを簡単に動かして遊んでみる記事です。
MagicaVoxelで3Dモデルを作ってみた
フリーソフトで「MagicaVoxel」というVoxelモデル制作ツールを最近知りまして、こんなのを作ってみました。
セガサターンをモチーフにした擬人化キャラクター"サタンちゃん"です。
*吉崎観音さんが昔作っていたセガサターンの擬人化"サタンちゃん"と白サターンの擬人化"サタンナちゃん"とは特に関係ないです。
パンツもこだわりました。
Adobe Mixamoで3Dモデルを動かしてみた
全く知りませんでしたが、あのAdobeが、3Dデータを手軽に動かしてくれるサービス"Adobe Mixamo"を提供しています。無料です。
"無料アカウント作成"または、"ログイン"で利用を開始できます。
こんな画面になります。
MagicaVoxelで作ったVoxelデータ(.obj / .png / .mtl)フォルダをzipに圧縮して、アップロード。
「アゴ / 手首 / 肘 / 膝 / 股間」を指定して、「Skeleton LOD」で「No Fingers」を選択してNEXTを選択。
暫くすると、ボーンの設定が完了して、もう勝手に動いてます。いやぁ嬉しい。可愛いし。そして、左側の木人のアニメーションを自分のキャラクターに適応していけばオッケーです。
好きなアニメーションを適応させたら、アニメーションを含んだ3Dデータを出力しましょう。
出力形式は3つ。
- FBX (.fbx)
- FBX for Unity (.fbx)
- Collada (.dae)
Colladaとは、
PS3用に作られた3Dモデル配布の為のxmlで記述されているフォーマット。拡張子dae。
Wikipedia (ウィキペディア)
お好みの出力形式を選択したらダウンロード。
ダウンロードしたファイルを開くと早速動いてくれます。
また、MagicaVoxelの拡張子、「.vox / .qb」をUnity用に3Dデータを変換したり、Unity内で細かく関節や動きを設定する事が可能になるアセットが販売されていました。
「MagicaVoxel」「Adobe Mixamo」「Unity」という無料×無料×無料でちょっとクオリティ高めのゲームやアニメーション制作が手軽に出来そうですね。