
ゲームボーイでチップチューンを制作する為のソフト「LSDJ」、このROMをエミュレーターではなく、実機で操作できるようにする方法を今回は記事にします。
GB USB SMART CARD 64M
Amazonにて、GB USB SMART CARD 64Mを購入しました。
SRAMの関係と、入手のしやすさ、安定度を考慮した結果、GB USB SMART CARD 64Mを選択しました。


USBケーブル (mini B)
GB USB SMART CARD 64MにROMを書き込む為に、USBケーブルのmini Bが必要となります。

GB USB SMART CARD 64Mの内容物
GB USB SMART CARD 64Mを購入すると、カートリッジの他にCD-ROMが同封されています。しかし、このCD-ROMに収録されているアプリケーションは、Windows10やWindows11では利用する事が出来ない為、今回このCD-ROMは不要です。

GB USB SMART CARD 64MにLSDJを書き込む方法
【手順1. ROMイメージをダウンロードする】

まず、LSDJの公式サイトからROMをダウンロードします。下記URLへアクセスしてください。
https://www.littlesounddj.com/lsd/index.php
DOWNLOADSに貼られているリンク先「ROM image」をクリックしてください。

ROMイメージが置いてあるページに飛びました。「stagble/」 (安定版)をクリックしましょう。
安定版ではなく、最新版を利用したい場合は、「develop/」を選択します。

様々なバージョンが用意されています。利用するMIDIインターフェースなどに条件がある場合は、そのバージョンを利用しましょう。特に条件が無い場合は、最新版の利用を推奨します。
【手順2. LSDJを書き込むアプリケーションをダウンロードする】

ROMのダウンロードが終わったら、 GB USB SMART CARD 64MにROMイメージを書き込むアプリケーションである「EMS-qart」をダウンロードしましょう。
下記URLへアクセスし、「ems-qart_v0.9.4_win.zip」をダウンロードします。MACの場合は、.dmgをダウンロードしてください。
https://github.com/rbino/ems-qart/releases/tag/v0.9.4

ダウンロードしたファイルを解凍します。「zadig_2.2.exe」をクリックし、実行します。

このアプリケーションでは、ドライバーをインストールします。「Install Driver」を選択し、実行してください。無事ドライバーのインストールが完了したら、次はROMイメージの書き込みとなります。
【手順3.ROMイメージの書き込み】

解凍したフォルダにある「ems-qart.exe」を実行します。

起動すると、このような画面が表示されます。
左上にある「I/O direction」が「Read from cart」が選択されていますので、

上記画像の様に「Write to cart」に変更します。

次に、「Click to choose where the ROM will be saved」をクリックし、LSDJのROMイメージを選択します。

ROMイメージの選択が完了したら、画面中央下部にある「Start」をクリックし、書き込みを開始します。

しばらく待つと、ROMイメージの書き込みが完了します。

これで、ゲームボーイでLSDJを楽しむ事が出来るようになりました。
さいごに

ゲームボーイプレイヤーやスーパーゲームボーイ、スーパーゲームボーイ2などを利用してでも実行する事が出来ますので、大画面でLSDJを楽しむのもいかがでしょうか?