
はじめに
私は音楽が大好きです。音楽を作成する機会を作るために、2023年3月13日単純音ゲー「TWOLINES」の制作を開始しました。
事の発端
音楽制作をする切っ掛け作りと、作成した音楽を発表する場が欲しい。と思った事が始まりです。
私は元々、幼少期からピアノを習ったり弾いたり、中学でDTMをしたり、社会人でインディーバンドで活動したり、地元で音楽の非常勤講師をしたり。とにかく音楽と一緒に生きてきました。
最近では、YouTubeで「Nishino And His Computer Band」を開設して、好き勝手に音楽作ってはネットの海に投げてます。
最近ゲーム制作するチカラがほんのり付いてきたと感じており、ゲームを制作する練習と、ゲームを完成させる経験を持っておきたい思いました。
まずは簡単かつ手軽に制作出来る事を目標にしてます。ゲーム性よりも、自分が制作した音楽がメインとなるゲーム。
シューティングゲームは少々ハードルが高いと感じました。音ゲーであれば、音楽がメインでゲーム性も持たせられると思い、ジャンルを音ゲーに絞りました。が全く取り掛かるやる気が出ませんでした。
気分転換にゲームの音楽を聴いて漁ってみた所、「Super Hexagon」というスマホゲームを知りました。
音楽がとてもかっこよく、誰が作ってるのか気になり調べてみた所、CHIPZELという人でした。
このSuper Hexagonの音楽に感銘を受け、音ゲー制作を始めようと決めました。
ゲームの参考
音ゲーにも様々な種類があります。
1996年に七音社が開発した「音ゲー」のパイオニア「パラッパラッパー」のようなリズムアクションゲームから始まり、
1997年にアーケードで稼働したコナミの「Beatmania」、1999年にSEGAから発売された「スペースチャンネル5」、2001年にナムコが発表した「太鼓の達人」、2006年に発売した「リズム天国」など、数え切れないほど音ゲーは溢れています。「アイドルマスター」なども音ゲーに分類される事でしょう。
海外でも音ゲー人気があり、D-Cell Gamesの「UNBEATABLE」、NEOWIZの「DJMAX RESPECT V」、hasuhasuの「Muse Dash」、The Funkin’ Crew, Inc.の「FRIDAY NIGHT FUNKIN’」、ローグライクと音ゲーを合わせたBrace Yourself Gamesの「Crypt of the NecroDancer」など、近年多くのゲームがリリースされて盛り上がっています。
私だったらどんな音ゲーが良いかな、と考えた際、パラッパラッパーと同じ開発元の七音社がリリースした「ビブリボン」のような物が良いかもしれない。と思いました。
ビブリボンは「読み込んだ音楽CDの波形によってステージが自動生成される」という、とても画期的なゲーム性を持っておりますが、そこは素人の私では開発できません。
あくまで、「音楽に合わせてステージが作られる」という点のみに着目しています。
制作開始
Unityの3D機能を使った事が無いのと、ライト機能を利用したかった点が合わさり、3Dベースで制作する事を決定しました。

PSライクな見た目が欲しかった為、色と光に拘ろうと思いました。PSXEffectsのカメラを使用して調整し、奥行き感を持たせる為に、若干斜めでプレイヤーのボールを捉えています。
ゲーム性としては、プレイヤーであるボールの重力を正転・反転させ、上下に振って音楽に合わせて生成されるブロックを避けるゲームになっています。
「ブロックに当たりに行く」という形式であれば音ゲーとして成立しますが、現在制作しているこのゲームの場合「ブロックを避ける」という事になる為、ある程度余裕を持って避け操作をする事が出来たり、ブロックの配置によっては操作不要のパターンも考えられるため、音ゲーとしては破綻していると感じます。
私自身、音ゲープレイヤーとしては全然ダメで、プレイはとても苦手です。その為、私でも出来そうな音ゲーの形になるのでは、という期待から制作を続行します。

「NoteEditor」を使って、適当に譜面作成をし、ブロックをその譜面通りに配置する事が出来ました。
ステージ制作は楽曲が出来上がってから行うので、先に見た目を決めていきます。

色味を変更し、オーディオスペクトラムを置く側に表示するようにしました。音楽をステージでの視覚化だけでなく、装飾でも視覚化しました。

そして、更にオーディオスペクトラムの本数を増やし、形状を整頓しました。
また、立体感を出すために、手前にオブジェクトが通過したり、背景に3つのレイヤーを持たせ、パララックス表現を行いました。
今後の公開について
ゲームの大部分は殆ど完成している為、音楽が出来次第、ステージ用譜面を制作したら終わりです。
STEAMやitch.io、GooglePlayなどで配信を検討しています。