最近、少しずつ本を書いています。
タイトルは、
『学校は勉強をするトコロではなく、勉強を知るトコロ』です。
「習っていないからわからない」を、
「習っていないから知りたい」へ。
そんな考えを中心に、学校や勉強、学ぶことについて、
自分なりに考えてきたことを書いています。
私は講師として生徒さんたちと接する中で、
「先生、授業で習っていないのでわかりません」
という言葉を耳にすることがあります。
もちろん、習っていないことがわからないのは当然です。
ただ、そのあとに、
- 「じゃあ調べてみよう」
- 「先生に聞いてみよう」
- 「もう少し自分で考えてみよう」
と次の一歩を踏み出せるかどうかで、
その後の学び方はずいぶん変わってくるのではないかと思っています。
そんなことを考えているうちに、
「学校とは、勉強を完成させるところではなく、いろいろな学びの入口を知るところなのではないか」
と思うようになりました。
今回の本は、そうした考えをまとめてみようと思って書き始めたものです。
元になっている話は、以前ブログに書いた 学校は勉強するトコロではなく、勉強を知るトコロ です。
本を書くこと自体が、文章を書く練習になっています
もちろん、私は文筆家でも教育学者でもありません。
本格的に本を書くことも初めてです。
だからこそ、今回ひとつの目的として、
文章を書くトレーニングにしてみたい!という気持ちがあります。
頭の中ではわかっていることでも、
それを文章にすると急に難しくなります。
- 「これは本当に伝わるのか」
- 「この順番で説明して大丈夫なのか」
- 「同じことを何度も言っていないか」
- 「言葉が強すぎないか」
書いて、読み返して、直して。また書いて。
そんなことを繰り返しています。
これはこれで、かなり面白いです。
そして、この本を読んでくれた方が、
「勉強って、そんなに堅苦しく考えなくてもいいのかもしれない」
と思ってくれたらいいな、と考えています。
勉強そのものが得意になる、というよりも、
勉強に対する苦手意識が、ほんの少し横にスライドするような本になればうれしいです。
Illustratorで本を組んでいます
文章を書くことと同時に、今回もうひとつ楽しんでいることがあります。
それがDTP(デスクトップパブリッシング)です。
Adobe Illustratorを使って、実際に本の形になるようにページを組んでいます。
- 章タイトルをどう配置するか。
- 文字の大きさをどうするか。
- 余白をどれくらい取るか。
- 縦書きにするとどう見えるか。
ページを開いたとき、どこに最初に目が行くのか。
普段WEBやグラフィックデザインをしていますが、
「本」という媒体になると考え方がまた少し違います。
実際に組んでみると、
「文章を書くこと」と「文章を読ませること」は、
別の技術なのだなと感じます。
今回の制作を通して、DTPの経験も積んでいきたいと思っています。
総ルビを採用しています
そして今、特に楽しいのがルビを振る作業です。
今回の本では、基本的に総ルビにしています。
漢字にできるだけ読み仮名をつけています。
大人が読む本なら、普通はそこまで必要ないと思います。
ただ、この本で扱っているのは「学ぶこと」です。
できれば、年齢に関係なく読めるものにしたい。
漢字が読めないことで内容が伝わらなくなるくらいなら、
最初から読み方を書いておけばいい。
そんな考えから総ルビにしています。
実際にIllustrator上で一文字ずつ確認しながらルビを付けていくのですが、
これが最近、妙に楽しいです。
文章を書いているときとは、また違う楽しさがあります。
- 「この漢字にはこういう読み方があるのか」
- 「この熟語はここで区切るのか」
- 「ルビが付くと文章の見え方も変わるな」
など、今まで気にしていなかったことにも気付きます。
学びについての本を書きながら、自分も学んでいる
こうして考えてみると、
- 文章を書く。
- 構成を考える。
- Illustratorでページを組む。
- DTPを学ぶ。
- ルビについて調べる。
- 読みやすさを考える。
全部、この本を書くために必要になったから始めたことです。
そしてこれは、まさに今回の本の中で書いていることでもあります。
- 何かをやりたいと思った。
- そのために必要なことが出てきた。
- だから調べる。
- やってみる。
- 失敗する。
- また調べる。
そうしているうちに、いつの間にか新しいことを覚えている。
「ああ、これも勉強なんだなぁ」と、
今まさに自分自身でも感じています。
まだ完成までは少しかかりそうですが、
文章を書くことも、本を作ることも楽しみながら進めていこうと思います。
